yarn version

パッケージのバージョンを更新します。

バージョンの更新

yarn version を使用してコマンドラインからパッケージのバージョンを更新できます。

例えば、以下の package.json ファイルがあるとして:

{
  "name": "example-yarn-package",
  "version": "1.0.1",
  "description": "An example package to demonstrate Yarn"
}

yarn version コマンドを実行すると:

yarn version
info Current version: 1.0.1
question New version: 1.0.2
info New version: 1.0.2
✨  Done in 9.42s.

以下のように package.json が更新されます:

{
  "name": "example-yarn-package",
  "version": "1.0.2",
  "description": "An example package to demonstrate Yarn"
}

注意: 指定する新しいバージョンは有効な SemVer 表現のバージョンである必要があります。

Git のタグ

Git リポジトリ内でyarn version を実行すると、Git tagv0.0.0 のフォーマットで作成されます。

作成されたgit タグを変更することや、あるいは yarn config set を使用してこの動作を無効にすることができます。

git タグのプレフィックスを変更するには version-tag-prefix を使用します。

yarn config set version-tag-prefix "v"

もしくは git のメッセージを変更するには version-git-message%s をバージョン文字列として与えて使用します。

yarn config set version-git-message "v%s"

version-sign-git-tag を使用して git タグの署名の有無を切り替えることもできます:

yarn config set version-sign-git-tag false

version-git-tag を使用すれば、git のタグ付け自体を有効もしくは無効にすることもできます:

yarn config set version-git-tag true

コマンド

yarn version

新しいバージョンを、対話型のセッションとやりとりして作成します。

yarn version --new-version <version>

<version>で指定された新しいバージョンを作成します。

yarn version --no-git-tag-version

git タグなしで新しいバージョンを作成します。