yarn install

yarn installはプロジェクトの全ての依存関係をインストールするのに使用されます。 これが使用されるのは主に、プロジェクトのコードをチェックアウトしてきた時、または他の開発者がプロジェクトに新しい依存関係を追加し、あなたがそれを取り込む必要がある時でしょう。

もし、あなたがnpmの経験者であれば、--save--save-devが使えることを期待しているかもしれません。 これらはyarn addyarn add --devに置き換えられています。 これらの詳細については、yarn addのドキュメントを参照してください。

コマンドを指定せずにyarnを実行すると、提供されたフラグを通してyarn installが実行されます。

たいては継続的インテグレーションシステムを使用する際に起こるような、依存関係を再作成する必要がある場合は、--frozen-lockfile フラグを渡す必要があります。

yarn install

package.json にリスト化されている全ての依存関係を node_modules 内にインストールします。

yarn install --check-files

node_modules に既にインストールされたファイルが削除されていないことを確認します。

yarn install --flat

全ての依存関係をインストールしますが、各パッケージごとに1つのバージョンのみ許可します。 最初の実行で、複数のバージョンにわたって依存されている各パッケージに対して、1つのバージョンを選択するように求められます。 これらは package.jsonresolutions フィールド下に追加されます。

"resolutions": {
  "package-a": "2.0.0",
  "package-b": "5.0.0",
  "package-c": "1.5.2"
}
yarn install --force

以前インストールしたものがあっても、全てのパッケージを再取得します。

yarn install --har

インストール中に実行された全てのネットワークのリクエストから HTTP archive を出力します。 HAR ファイルは一般的にネットワークパフォーマンスの調査に使用され、Google’s HAR AnalyzerHAR Viewer のようなツールで分析することが可能です。

yarn install --ignore-scripts

プロジェクトの package.json ファイルおよび依存関係にあるもので定義されている、あらゆるスクリプトが実行されなくなります。

yarn install --modules-folder <path>

デフォルトの./node_modulesの代わりとする、node_modulesディレクトリの場所を指定します。

yarn install --no-lockfile

yarn.lock lock ファイルを参照・生成しません。

yarn install --production[=true|false]

Yarnは、NODE_ENV 環境変数が production に設定されている場合は、 devDependencies にあるいかなるパッケージもインストールしません。 このフラグはYarn に NODE_ENV を無視して、本番かどうかを示すこのフラグを使用するようにさせます。

注意: --production--production=true と同じです。--prod--production の別名です。

yarn install --pure-lockfile

yarn.lock lock ファイルを生成しません。

yarn install --frozen-lockfile

yarn.lock ファイルを生成せず、更新が必要な場合は失敗します。

yarn install --silent

インストールログを表示せずに yarn をインストールします。

yarn install --ignore-engines

エンジンのチェックを無視します。

yarn install --offline

オフラインモードでyarn installを実行します。

yarn install --non-interactive

依存関係に無効なバージョンがある場合などに、対話型のプロンプトを無効にします。